ラグナロク

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「ラグナロク(Ragnarøk)」は、神々の運命という意味で、北欧神話の世界においては終末を意味する。

『新エッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第51-53章[1]によれば、ラグナロクが起こる前にまず風の冬、剣の冬、狼の冬と呼ばれるフィンブルヴェト(恐ろしい冬、大いなる冬の意)が始まる。夏は訪れず厳しい冬が3度続き、人々のモラルは崩れ去り、生き物は死に絶える。
太陽と月がフェンリルの子であるスコルとハティに飲み込まれ、星々が天から落ちる。大地と山が震え、木々は根こそぎ倒れ、山は崩れ、あらゆる命が巻き込まれ、あらゆる命が消える。ヘイムダルは、世界の終焉を告げる為に角笛ギャラルホルンを預けているミーミルの泉へ向かう。最高神オーディンはミーミルの元へ駆けつけ、助言を受ける。
この日には全ての封印、足枷と縛めは消し飛び、束縛されていたロキやフェンリル、ガルムなどがアースガルズに攻め込む。巨蛇ヨルムンガンドが大量の海水とともに陸に進む。その高潮の中にナグルファルが浮かぶ。舵をとるのは巨人フリュムである。ムスペルヘイムのスルトが炎の剣を持って進む。前後が炎に包まれた彼にムスペルの子らが馬で続く。ビフレストは彼らの進軍に耐えられず崩壊する。

これはwikipediaからの引用であるが、重要なのは「巨蛇ヨルムンガンド」である。それが大量の海水とともに陸に進むという。これで「巨蛇ヨルムンガンド」が何を示しているのかが判る。これは恐らく、大陸の陸地が腐蝕によって溶け、海に流れ出し、その影響で他の陸地に影響を及ぼすということだろう。つまり、「巨蛇ヨルムンガンド」というのは、土石流のような泥の流れを指しているのだ。それは巨大な蛇のようだと・・・・。

 

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